「レガシー・オブ・デストラクション」に収録される「ライトロード」新規を軽く考察。強い……けど、何か変なの混じってる!?【遊戯王OCG】

おはようございます!!


DIPTERAです!!






出典:遊戯王OCGチャンネル

2023/12/17配信の遊戯王OCGタイムズにて、「レガシー・オブ・デストラクション(LEGACY OF DESTRUCTION)」に「ライトロード」の新規カードが5種収録されることが公開されました。


新たに判明した新規カード6種!?を軽く考察したいと思います。


詳しくは後述しますが、豪快だな~。(笑)


私は遊戯王歴24年ほどで登場初期から「ライトロード」を知ってはいますが、当時ですら豪快だと思ったのに、現代ナイズしたらこうなるのかと……。




また、考察の前に「ライトロード」というテーマについても解説。


それでは、以下より記事本文です。






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ライトロードとは

出典:【公式】遊戯王OCG

パック名が類似している「ライト・オブ・デストラクション(LIGHT OF DESTRUCTION)」が初出となるテーマ。


2008/2/23に発売しているので、実に16年近い歴史があります


当ブログでも、以前「レガシー・オブ・デストラクション」に収録されそうなテーマとして名前を挙げていますね。

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やはり、パック名が類似している「ライト・オブ・デストラクション」を強く意識している様です。






出典:【公式】遊戯王OCG

同時に判明した「アンティーク・ギア」も、「ライト・オブ・デストラクション」に新規カードが収録されていましたしね。




そして、ここからはテーマとしての特徴です。






出典:遊戯王ニューロン

登場初期は関連モンスター含め全てが光属性で統一されており、とにかく墓地アドバンテージを重視していました。


ほとんどの関連カードがデッキトップを2~4枚墓地に送る効果を持っていましたね。


同時期の他のカードと比べても単体性能の高いモンスターが多く、「ライトロード」を軸としたデッキはもちろんのこと、有用な墓地肥やし要員として様々なデッキに出張し活躍していたのは、古参デュエリストなら記憶に残っているのではないかと思います。






出典:遊戯王ニューロン

有名所では『神炎皇ウリア』と永続罠カードを混成した「ウリアロード」、アンデット族を混成した「アンデロード」などですね。






出典:遊戯王ニューロン

そして、当時としては破格の全体除去効果を有していた『裁きの龍』という切札の存在。


墓地の条件さえ満たせばコストも無く手札から特殊召喚され、1000という軽いライフコストで場を更地にする様は、理不尽の一言でした……。




一時期は関連カードが制限・準制限カードにも指定されていた、公式も認める強テーマですね。


当時のプレイヤーたちに「ライトロード」の関連カードが全て規制解除されたと言っても、誰も信じ無さそう……。






出典:遊戯王ニューロン

それ以降も散発的に新規カードを貰っており、「コード・オブ・ザ・デュエリスト(CODE OF THE DUELIST)」からは闇属性のシリーズ「トワイライトロード」も登場。






出典:遊戯王ニューロン

『裁きの龍』の対とも言える『戒めの龍』も追加されました。




これら「トワイライトロード」は既存の「ライトロード」モンスターと異なり、墓地よりも除外ゾーンと強く結び付いています。


光属性統一という特徴こそ失われ、墓地のみでなく除外ゾーンも活用するようになりましたが、墓地アドバンテージを活用した強力なモンスター効果は健在。


既存とはややアンチシナジーな面も見られましたが、「カオス」関連カードの採用も容易になるなど、戦術が横に広がったと言えます。




ちなみにですが、今弾で登場する新規モンスターは全て光属性。


ただし、「トワイライトロード」の除外ゾーンを活用する戦術もサポートしており、テーマ内の結び付きは更に強くなっていますね。




新規カード

ここからは新規カードの紹介と考察。


光道の龍

出典:【公式】遊戯王OCG




テキスト

レベル4/光属性/ドラゴン族/効果モンスター/攻1500/守1300

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分の墓地に「ライトロード」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「光道の龍」以外の「ライトロード」カード1枚を墓地へ送る。

③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから攻撃力3000/守備力2600のドラゴン族モンスター1体を手札に加える。




カード名

読みは『ドラグーン・オブ・ライトロード』。


本来の意味は光の支配者という意味の「ライトロード(Light Lord)」なのでしょうが、このモンスターのカード名は光の道で「ライトロード(Light Road)」となっていますね。




また、イラストから『裁きの龍』の幼体と思われます。


レベルや攻守もちょうど『裁きの龍』の半分。


これ、『戒めの龍』の幼体である『ドラグーン・オブ・トワイライトロード(仮)』も後々登場しそうですね……。


漢字表記は『黄昏の龍』か『黄昏道の龍』辺り?




性能面

所持する効果が3つとも強力。


①の自己特殊召喚効果は条件が極めて緩く、容易に発動可能。


そのまま、②の墓地肥やし効果に繋げますね。




②は「ライトロード」お得意の墓地肥やしですが、1枚しか送れない代わりにデッキ内の任意の「ライトロード」カードを墓地に送れるので、稼げるアドバンテージは大きいです。






出典:遊戯王ニューロン

『ライトロード・ビースト ウォルフ』や『ライトロード・アーチャー フェリス』を墓地に送れば実質リクルートですし、魔法・罠カードでも構わないので『ライトロードの裁き』を墓地に送れば『裁きの龍』のサーチャーにもなれますね。


この効果で同名カードは墓地に送れませんが、充分に高性能でしょう。




③は、自身が墓地に送られた際に『裁きの龍』か『戒めの龍』をサーチと同義ですね。


サーチが比較的難しかったこれらを容易にサーチでき、やはり有用。


同名カードの②で直接墓地に送れないのは残念ですが、場も含めた汎ゆる墓地送りに対応するため、発動できない状況は少なそうです。


シンクロ素材やリンク素材、またはエクシーズ素材として取り除いてトリガーを引いてやりましょう。


他の「ライトロード」関連カードのランダム墓地肥やしでも落ちるかも知れませんが、条件の緩い自己特殊召喚効果を持つこのカードは、どちらかと言えば手札に握りたいですね。




地味に光属性・ドラゴン族の「ライトロード」モンスターである点も有能。






出典:遊戯王ニューロン

多用される他の「ライトロード」モンスターと同じ光属性かつ種族が異なるドラゴン族なので、自身の展開力も相まって『ライトロード・ドミニオン キュリオス』のリンク召喚が非常に容易になりました。




唯一の難点は、召喚時に②が発動できない関係上、単体だと初動にならない点でしょうか?


それでもほとんどの場面で自己特殊召喚効果を使用出来そうですし、極めて優秀なモンスターなのは間違いありません。




ライトロード・デーモン ヴァイス

出典:遊戯王OCGチャンネル




テキスト

レベル4/光属性/悪魔族/チューナー/効果モンスター/攻0/守1700

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:手札から他の「ライトロード」カード1枚をデッキの一番上に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

②:このカードがデッキから墓地へ送られた場合、「ライトロード・デーモン ヴァイス」以外の自分の墓地の「ライトロード」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。




イラスト

出典:遊戯王ニューロン

どう見ても『暗黒界の術師 スノウ』。


種族も同じ悪魔族で、攻守も逆転しているだけですね。


『暗黒界』のスパイなんでしょうか……?






出典:【公式】遊戯王OCG

『暗黒界の傀儡』のイラストを見るに『トワイライトロード・ファイター ライコウ』に懐かれていますし、もしかして寝返った?




性能面

展開力の増強に重きを置いたチューナーモンスター。


手札の「ライトロード」1枚をコストにする必要がありますが、①の効果で自身を特殊召喚しつつ墓地肥やしを行える利便性は高いですね。


チューナーなので尚更です。


しかも、コストはデッキトップに戻すので、一連の効果で最終的には墓地に送られます。






出典:遊戯王ニューロン

このお陰で、手札で腐った『ライトロード・ビースト ウォルフ』や『ライトロード・アーチャー フェリス』の特殊召喚に繋げられるのはありがたい……。






出典:遊戯王ニューロン

今までは素引きした場合、『ソーラー・エクスチェンジ』や『ライトロード・サモナー ルミナス』、『トワイライトロード・シャーマン ルミナス』のコスト程度しか用途無かったですしね。




また、コストがモンスターに限らないのも嬉しい調整。






出典:遊戯王ニューロン

「ライトロード」魔法・罠カードでも構わないので、手札に来てしまった『ライトロードの裁き』のサーチ効果にもディスアドバンテージを負わずに繋げられますね。




そして、②の効果では自身が墓地に送られた際に他の「ライトロード」モンスターを蘇生できます。


同名ターン1で同名カードの蘇生は出来ないとは言え、レベルの制限なくあらゆる「ライトロード」モンスターを蘇生できるのは非常に強力。


状況次第ではシンクロモンスターなどの大型モンスターを蘇生出来そうです。




また、①のコストが同名でも構わないので、初手でダブっても片方の①の効果でもう片方の②の効果のトリガーを引けます。






出典:遊戯王ニューロン

しかも、デッキからなら汎ゆる墓地送りに対応しており、『光の援軍』でもトリガーを引けるのが偉過ぎますね。




更に、悪魔族である点も有能。


『光道の龍』と同じく他の「ライトロード」モンスターと種族が異なるので、『ライトロード・ドミニオン キュリオス』の素材指定を更に満たし易くなります。






出典:遊戯王ニューロン

①が『灰流うらら』で無効にされる点は痛いものの、既存とのシナジーで高い展開力を得られ、チューナーであるが故に多くの大型モンスターに繋げられる、非常に強力なモンスターを貰えました。




神光の龍

出典:【公式】遊戯王OCG




テキスト

レベル10/光属性/ドラゴン族/融合/効果モンスター/攻3000/守3000

「裁きの龍」+「戒めの龍」

自分のフィールド及び墓地からそれぞれ1体ずつ、上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。

①:自分・相手ターンに1度、2000LPを払って発動できる。このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。

②:自分エンドフェイズに発動する。自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。

③:このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。自分の除外状態の「裁きの龍」「戒めの龍」を1体ずつ手札に加える。その後、その2体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。




カード名

読みは『エンライトメント・ドラグーン』。


エンライトメントとは啓発・教化を意味する英単語です。


どちらも相手に教えて導くという意味。


つまりは分からせ龍ですね。


後述しますが、実際に効果も相手を分からせる気満々です。




召喚条件

類例は他にも存在しますが、かなり特殊。


融合モンスターでは有るのものの『融合』は不要で、『裁きの龍』と『戒めの龍』をそれぞれ場と墓地から1体ずつ除外する必要があります。


墓地からのみ・場からのみの除外では召喚条件を満たせないので、そこは注意したいところ。




墓地の素材は「ライトロード」のランダム墓地肥やしで落ちれば話が早いのですが、「ライトロード」モンスターでないこの2種の素材を確定で墓地に落とすのは少々難しいですね。


テーマ内なら『ライトロード・ドミニオン キュリオス』に頼るのが無難かと思います。




手札には上述した『光道の龍』のサーチで加え易く、場に素材を確保するのは難しくないでしょう。






出典:遊戯王ニューロン

いっそ、墓地の素材も手札に加えてから『ライトロード・サモナー ルミナス』などの手札コストにして用意しても良いかもしれませんね。






出典:遊戯王ニューロン

特殊召喚せず手札コストにする前提であれば、『融合徴兵』などでも簡単に手札に加えられますし。


いずれにしても、専用構築なら特殊召喚は難しい方ではありません。




性能面

なんと、①の効果で自身以外の場と墓地を全て除外してしまいます。


しかも、ターン1とは言えフリーチェーン。


この除去を掻い潜るのは非常に難しいでしょう。


自分のターンにも関わらず場も墓地もスッカラカンにされたら、確かに分かっちゃいますね……。




墓地アドバンテージすら無に帰すので、盤面の巻き返しは非常に困難。


怖いな~。






出典:遊戯王ニューロン

除外をアドバンテージに変えられる「霊獣」デッキなども存在しますが今でも少数派ですし、大打撃を受けるテーマがほとんどだと思われます。

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とにかく、この除去効果が豪快過ぎてめちゃくちゃ面白いですよね。


今弾の、更に言えば今後の「ライトロード」デッキの目玉となるカードなのは間違い無いと感じます。






出典:遊戯王OCGチャンネル

「クォーター・センチュリー・クロニクル サイド:ユニティ(QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY)」にて入手困難な関連カードの多くが再録されますし、「ライトロード」デッキを組む人がかなり増えそうです。




②は、「ライトロード」関連モンスターではお約束とも言えるデッキトップの墓地送り。


素材2種と同じく4枚と多く、墓地アドバンテージを得やすいものの、デッキ切れには注意したいですね。


せっかくの墓地アドバンテージも、自身の効果で除外してしまうケースが多そうですし。




③では、破壊を受けた際に『裁きの龍』と『戒めの龍』を除外ゾーンから手札に加えられ、任意でそれらの特殊召喚も行えます。


除去を受けてもリカバリー可能なのはありがたいですね。


片方を場に特殊召喚、もう片方を墓地に送れば、このモンスターの2体目にも繋がります。




ただ、片方のみを手札に加える、及び片方のみを特殊召喚は不可。


どこまでも一蓮托生ですね、この龍たち。『裁きの龍』の効果使ったら隣の『戒めの龍』ぶっ飛ぶけど……。




このように、「ライトロード」デッキの非常に強力な切札となり得ますが、耐性は持っていませんね。


除去を受けた際には後続を残せますが、破壊による除去限定であり後続も耐性を持たない素材モンスター達。


なので、①の発動タイミングを誤る、または相手の手数が多い場合は、結構簡単に処理される危険性を孕みます。


加えて①のライフコストも重めなので、盤面を返されたらそのまま敗北に直結しかねません。


通常の運用では除去効果が他の自身のカードも巻き込むので、このモンスターが居なくなった時点で更地である可能性すら高いですから……。


強力な除去効果に驕らず、しっかり相手の反撃に備えたいところです。




ライトロード・アテナ ミネルバ

出典:【公式】遊戯王OCG




テキスト

レベル8/光属性/天使族/シンクロ/効果モンスター/攻2800/守1800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードがS召喚した場合に発動できる。そのS素材とした「ライトロード」モンスターの数まで、デッキから「ライトロード」モンスターを墓地へ送る(同じ種族は1体まで)。

②:自分フィールドの「ライトロード」モンスターは効果では除外できない。

③:自分の墓地から「ライトロード」モンスターを4体まで除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。




召喚条件

素材指定のないレベル8のシンクロモンスター。


主要な「ライトロード」モンスターはレベル4が多いので、レベル4チューナーとレベル4非チューナーの組み合わせで容易にシンクロ召喚が可能です。




性能

面高レベル・高ステータスのシンクロモンスターですが、効果は墓地肥やしに重きを置いていますね。


①の効果はシンクロ召喚時にデッキ内の「ライトロード」モンスターをシンクロ素材の数まで、③の効果は墓地から除外した数までデッキトップから墓地に送ります。


「ライトロード」デッキだと、レベル4のチューナーと非チューナーを素材にシンクロ召喚する機会が多いと思われますので、①で墓地に送る枚数は基本的に2枚になりそうですね。




①の墓地送りでは「ライトロード」魔法・罠カードは選べず、種族はバラけさせなければいけませんが、ピンポイントに複数枚の「ライトロード」モンスターを墓地に送れるはかなり強力です。


この種族縛りですが、恐らくは『ライトロード・ビースト ウォルフと『ライトロード・アーチャー フェリス』を同時に墓地に送れない様にするための調整ですかね?


この2体を同時に墓地に送れないのは残念ではあるものの、『ライトロード・デーモン ヴァイス』などを用いれば充分に展開力を補強出来ますし、大きな問題では無いでしょう。




③の墓地送りはデッキトップからのみであり、墓地に送る枚数分、自身の墓地の「ライトロード」モンスターを除外する必要があります。


墓地アドバンテージは差し引き0であるものの、コストで除外する「ライトロード」モンスターの種類をバラけさせれば『戒めの龍』の召喚条件も満たせるので、「トワイライトロード」勢のサポートになっているのは嬉しい点。




そして②の効果ですが、この効果だけは趣きが異なり、墓地肥やしではなく「ライトロード」モンスターへの耐性付与となります。


このモンスターが場に存在する限り、自身を含む場の「ライトロード」モンスターは効果で除外されません。






出典:遊戯王ニューロン

『氷剣竜ミラジェイド』や『氷結界の還零龍 トリシューラ』などの除去効果を受けなくなる点は優秀ですが、この効果単品では穴の多い耐性効果に過ぎませんね。




しかし、自身の効果でも除外されなくなるのがミソ。


上述した『神光の龍』の除去効果を、自身の場の「ライトロード」モンスターは回避出来ますね。


そのため、場に限れば一方的に相手のモンスターを除外できるようになります。


ボード・アドバンテージをほとんど損なわずに『神光の龍』の効果を撃てるのはヤバ過ぎますね……。




総じて、「ライトロード」デッキの戦術を強力にサポートするシンクロモンスターです。




ライトロード・アイギス

出典:遊戯王OCGチャンネル




テキスト

通常罠

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドの「ライトロード」モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示カードを対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。

②:このカードがデッキから墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。




性能面

「ライトロード」デッキの新たな妨害札となる罠カード。


対象こそ取るものの、フリーチェーンの無効効果が弱い訳ありません。


通常魔法や通常罠の効果も効果解決時に場に存在するのであれば無効にできますし、かなり広範囲の効果を無効にできます。


無効にできる枚数は自身の場の「ライトロード」モンスターの数に依存しますが、この性能でしたら1体だけでも充分過ぎるでしょう。


相手の初動を潰せるだけでも相当に強力ですし。




そして、①の効果だけでも上記の通り非常に優秀なのですが、②の効果も「ライトロード」デッキの戦術と高い親和性を誇ります。


なんと、デッキから墓地に送られるという「ライトロード」デッキにおいて容易に満たせる条件で、墓地から魔法・罠ゾーンにセット可能。


消費無しで妨害札を構えられる可能性があるだけでも、相当強いですね。






出典:遊戯王ニューロン

後、地味に『ライトロード・エンジェル ケルビム』のコストや「ライトロード」カード以外でデッキから墓地に送られても発動できます。


自身も「ライトロード」カードなので、『ライトロード・デーモン ヴァイス』のコストに活用や『ライトロード・セイント ミネルバ』の①のドロー効果でカウントも可能。


同時にピンポイントでの墓地送りも容易ですし、ランダム墓地送りで落ちなかった場合は『光道の龍』などで墓地に送っても良いでしょう。


いや、本当に強い……。




基本的に「ライトロード」デッキでは罠カードの優先度が低いのですが、このカードは3積みを検討できる程の性能。






出典:遊戯王ニューロン

①の効果だけでも「ライトロード」専用罠カードとしてはかなり強力なのですが、②のセット効果で他の「ライトロード」専用罠カードに大きく水をあけちゃっています。


各種「龍」たちにより相手のアドバンテージを奪い易い「ライトロード」デッキですが、とんでもない妨害札を得てしまいました……。




ワイトロード

出典:【公式】遊戯王OCG




テキスト

レベル1/光属性/アンデット族/効果モンスター/攻0/守0

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。

②:自分の墓地に「ワイト」か「ワイトキング」が存在する場合、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。自分の墓地の「ワイト」「ワイトキング」の数まで、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。

③:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の、「ワイト」か「ワイトキング」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。




カード名

新たな「ライトロード」モンスター……、じゃないですね、これ!?








出典:遊戯王ニューロン

第5期終盤頃、「ライトロード」の墓地肥やし効果と『ワイト』関連モンスターの墓地を参照とする効果のシナジーに注目されて考案されたデッキの名前が「ワイトロード」でした。


恐らく、これがカード名の由来。


公式がネタにしてくるとは……。


しかも、『ライトロード・デーモン ヴァイス』が24番でこのモンスターが25番と、ナンバリングまで「ライトロード」モンスターと並んでいる……。






出典:遊戯王ニューロン

ちなみにですが、『ワイトキング』以外では初の『ワイト』関連モンスターである『ワイト夫人』も、「ライトロード」初出の「ライト・オブ・デストラクション」出身だったりします。


当時は『ワイト』、『ワイトキング』、『ワイト夫人』の3種だけでしたが、散発的に新規カードが登場し、今ではデッキの半数を埋められる程に種類が増えたのは感慨深いモノです……。




イラスト

出典:遊戯王ニューロン

「ライトロード」モンスターっぽい鎧を装備したガイコツのおばけ。






出典:遊戯王ニューロン

『ライトロード・ハンター ライコウ』みたいなのも右側に居ますが、『骨犬マロン』ですかね?


イラストまでパロディ色全開です。






出典:【公式】遊戯王OCG

ただ、以前追加された『ワイトベイキング』がパロディ色の強過ぎるイラストだったので、パロディ色も有りつつ『ワイト』一族としても違和感のないこのモンスターのイラストは、個人的に結構好きだったりします。




性能面

要約すると、自身を墓地の『ワイトキング』と入れ替えつつ墓地を肥やす効果。


デッキトップから墓地に送る辺り、効果まで「ライトロード」を意識していますね……。






出典:遊戯王ニューロン

②の効果で墓地に送れる枚数は墓地の『ワイト』と『ワイトキング』の枚数に依存しますが、『ワイト』には墓地で同名扱いのモンスターが多く、『ワイトプリンス』なども併用すれば容易に貯められます。


これらを駆使すれば、最序盤からでも大量の墓地肥やしが十分に狙えそうです。


この墓地送りで『ワイトプリンス』が落ちた場合、デッキ内の『ワイト』と『ワイト夫人』が切れていなければ、更に墓地肥やしの速度をブーストできますしね。




後、墓地の『ワイト』と『ワイトキング』の合計枚数以下なら、この効果で何枚墓地に送っても構いません。


1枚だけ墓地に送るなんて事も可能ですね。


一応、墓地を肥やしたい際のデッキ切れ対策にはなるので、覚えておいて損はないです。


デッキの残り枚数が少ない場合にも、後述の③の効果に繋げるために迅速に自身を墓地へ送れますし。




③の効果では、墓地の自身を除外コストとして『ワイト』か『ワイトキング』を蘇生できますが、基本的には『ワイトキング』を蘇生することになりますね。


軽いコストで高打点を得やすい『ワイトキング』を蘇生できるので、非常に強力です。






出典:遊戯王ニューロン

ただ、墓地が満足に超えていない状況では『ワイトプリンス』をデッキから墓地に送れる『ワイトプリンセス』、既に場に『ワイトキング』が必要枚数揃っているなら耐性付与の『ワイト夫人』を蘇生するのも悪くない選択肢。


アンデット族らしく、蘇生効果で盤面を強化してやりましょう。




②・③共に『ワイト』デッキでは高い汎用性を誇る効果。


本当に良い新規カードを貰えました。




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総評

今弾の新規モンスターにより既存以上に種族がバラけた事で「ライトロード」デッキでの召喚難度が下がり、『ライトロード・ドミニオン キュリオス』の有用性が特に上がった印象です。


『神光の龍』の登場で『裁きの龍』や『戒めの龍』を墓地へ送る重要度が段違いに上がった点でも、あらゆるカードをデッキから墓地に送れる『ライトロード・ドミニオン キュリオス』の強みが活かせる強化でしたね。




そして、新たな切札となる『神光の龍』の追加。


このモンスターの登場が、やはり今弾の「ライトロード」強化最大のインパクトでしたね~。


それでなくても強力な除去効果を持つ『裁きの龍』を軽く超えてきました……。


登場初期はもちろん、インフレが進んだ現代でも充分に強いんですけどね、『裁きの龍』……。






出典:【公式】遊戯王OCG

ああ、「アロマ」デッキで対戦した時のトラウマが……。

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出典:遊戯王ニューロン

『裁きの龍』の全体除去を『アロマリリス-マグノリア』で捌ける裁きを捌く……様になったと思ったら、今度は除外に怯えることになりそうですね~。




一応、素材の『裁きの龍』や『戒めの龍』を狙い撃つ事ができれば何とかなりそうですが、それでも怖い……。


先行取られたら、『ライトロード・アテナ ミネルバ』や『ライトロード・アイギス』で相手からしたら返しづらい盤面まで作れちゃいますし……。


今後の「ライトロード」デッキ、楽しく相手からしたら恐ろしくなりそうです。




そして、まさかのデッキ名がモンスターカード化した『ワイトロード』。


『ワイト』、なんだかんだ愛されていますね〜。


一応は原作出身のカードですし、原作ファンとしても嬉しい限り。原作での扱いは散々だったけど……。


欲を言えば、そろそろ専用の貫通効果や除去効果とかも欲しいですね、『ワイト』デッキ。




最後に

『ライトロード・ビースト ウォルフ』が過労死しそう……。


自己再生の条件も緩いですし、非チューナーである点も優秀なので、『ライトロード・デーモン ヴァイス』や『ライトロード・アテナ ミネルバ』の登場で今まで以上に酷使されそうです……。






出典:遊戯王ニューロン

下手したら、『聖種の地霊』並に蘇生されるのでは……?

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アーメン……。






出典:遊戯王ニューロン

ついでに、海外で規制された「サンアバロン」にもアーメン……。クリスマスツリーっぽい外見だから片付けられた?






出典:遊戯王ニューロン

海外では『増殖するG』が規制されている影響からで、流石に日本では無関係だと思いますが、もしOCGでも「サンアバロン」規制されたらマジで泣きそう……。

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