「ファントム・ナイトメア」に収録された「アロマ」の雑感。性能もイラストも素晴らしい……。【遊戯王OCG】

おはようございます!!


DIPTERAです!!




2023/10/23の遊戯王OCGタイムズにて、本日(2023/10/28)発売の「ファントム・ナイトメア(PHANTOM NIGHTMARE)」に「アロマ」の新規カードが収録される事が発表されました!!


今回収録の「アロマ」モンスター達は「アロマリリス」の名称を持つ闇属性で統一されています。


発売日が近いからか、ハロウィンを意識した小悪魔的な意匠のカラーリングになっていますね。


マジでみんな超可愛い……。


それでは、以下より記事本文です。





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「アロマ」とは?

出典:遊戯王ニューロン

「クラッシュ・オブ・リベリオン」で登場した、ライフ回復を得意とするテーマ。


ほとんどの所属モンスターが植物族であり、メインデッキのモンスターの属性はバラバラですが、EXのモンスターは光属性(今弾からは闇属性も)となっています。




当時、かなり不評だった「OCGオリジナル出し逃げテーマ」の先駆けでしたね……。


基本的にレギュラーパック初出のオリジナルテーマは複数回続けて収録されるのが常でしたが、この「アロマ」からは初出から新規カードが貰えないパターンが一気に増えました。(例:「電子光虫」「不知火」「グレイドル」等)


現在は、これらのテーマも散発的に新規カードを貰えていますね。






出典:遊戯王ニューロン

特に、「アロマ」や「不知火」はそれなりのカードプールとなっています。


本当に良い時代になりました……。






出典:遊戯王ニューロン

この「アロマ」ですが、ライフ回復をトリガーに様々な効果を誘発する特殊な動きに加え、イラストが美男美女ほぼ美女揃いであり、登場当初から遊戯王二次創作の常連人気は非常に高いテーマ。







出典:【公式】遊戯王OCG

前回の「カオス・インパクト(CHAOS IMPACT)」から、実に4年振りの新規カード収録となります。


今回の新規カード発表は、かなり盛り上がりましたね~。






アロマリリス-ロザリーナ

出典:遊戯王OCGチャンネル




イラスト

出典:【公式】遊戯王OCG




出典:遊戯王ニューロン

ステータスと効果の共通点から、『アロマセラフィ-アンゼリカ』の対となるモンスターですかね?


『アロマセラフィ-アンゼリカ』に比べて妖精感は薄く、普通に人間の美少女と言った印象。


ただ、後述の『アロマブレンド』のイラストを見る限り、サイズは『アロマセラフィ-アンゼリカ』と同じく相当小さいみたいです。







出典:【公式】遊戯王OCG

設定画を見る限り、人間サイズにもなれるみたい?







それにしても、オープントゥソックスとは、なかなかフェティッシュなの履いてますね~。







出典:【公式】遊戯王OCG

容姿に関しても、各種「蟲惑魔」や『ガスタの神裔 ピリカ』並の、相当レベルが高い美少女だと私は思います。


かなり好き。





性能

やはり、『アロマセラフィ-アンゼリカ』と同じくレベル1チューナーモンスター。


属性は、闇属性と光属性で対になっています。





①の効果で、手札からフリーチェーンの回復が行える点は『アロマセラフィ-アンゼリカ』と同じですね。


『アロマセラフィ-アンゼリカ』と異なり、墓地に「アロマ」モンスターを送る下準備が不要な分、最序盤で使い易いです。


反面、回復量は対象のモンスターの攻撃力の半分であり、回復力は『アロマセラフィ-アンゼリカ』より劣る場面が多いですね。



ただし、『アロマリリス-ロザリーナ』は対象の攻撃力の上昇分も含めて計算するので、攻撃力を増強する手段の多い「アロマ」デッキでは、『アロマセラフィ-アンゼリカ』より回復量が勝る場面も散見されるでしょう。


いずれにしても、自己蘇生の除外デメリットから使い切りになり易い『アロマセラフィ-アンゼリカ』以外にも、類似の回復手段が増えた点は朗報です。





出典:遊戯王ニューロン

『恵みの風』のデッキ戻しも墓地からのみなので、『アロマセラフィ-アンゼリカ』を全て除外してしまわない様、気遣ったプレイングをしなければいけませんでしたしね。




②は、召喚.特殊召喚時にチューナー以外の「アロマ」モンスターをリクルートする効果。


「アロマ」デッキ待望の、安定した初動がとうとう登場しました。






出典:遊戯王ニューロン

このモンスター1体からリンク2、特に『アロマセラフィ-ジャスミン』に繋げられる点は余りにも大きいです。


更に、自身がチューナーなのでシンクロモンスターに繋げる事も可能ですね。






出典:遊戯王ニューロン

レベルや表示形式の制限も無く、『アロマージ-マジョラム』や『アロマージ-ベルガモット』と言った上級モンスターもリクルート可能。


シンプルが故に非常に強力です。






出典:遊戯王ニューロン

劣勢時、『アロマガーデニング』でリクルートするモンスターとしても適していますね。


更に後続をリクルートし、壁を増やして生存率を上げられます。




一応、植物族モンスター以外の特殊召喚を行えなくなる誓約効果が有りますが、「アロマ」デッキで気になる機会は少ないでしょう。


寧ろ、これだけのキツい縛りでも、植物族の汎用モンスターとして悪用される心配が……。


『アロマリリス-ロザリーナ』より『アロマセラフィ-ジャスミン』の方がヤバそう……?


純正「アロマ」デッキ使いとしては、規制に怯える事になりそうです……。






アロマリリス-マグノリア

出典:遊戯王OCGチャンネル




イラスト

出典:【公式】遊戯王OCG

淡い栗毛で美脚のお姉さん。






出典:【公式】遊戯王OCG

どちらかと言えば、『アロマージ-マジョラム』の様な綺麗系寄りかな?


カラーリング的にもダークと言うよりピンクで、普通にあざといです。ありがとうございます……。




『アロマリリス-ロザリーナ』とは同一人物……、では無さそう?


髪の色は近いですが、印象は大分異なるので成長した姿などでは無いのかも?


瞳の色も違うっぽいですし、彼女の左目下のホクロも『アロマリリス-ロザリーナ』には無いですよね?


私は植物にもアロマにも詳しい方では無いですが、「マグノリア」と「ロザリーナ(ラベンダーティーツリー)」は完全に別種の植物だった筈ですし、やはり別人な気がします。


もし別人なら、今後『アロマージ-マグノリア』とか出てくるかもしれません。


ライフ回復をトリガーに融合召喚する効果とか持っていたら面白そうです。




性能

初の「アロマ」融合モンスターが登場!!


素材は「アロマ」モンスターと植物族モンスター。


「アロマ」デッキであれば適当な「アロマ」モンスター2体で簡単に融合召喚可能です。






出典:遊戯王ニューロン

このモンスター2体だと無理だけど……。




効果は3つ。


①は、相手よりライフが勝っている場合、自分の植物族モンスターに効果破壊耐性を付与する効果。


耐性が得られるのは相手の効果による破壊のみであり、自身の全体破壊とコンボは不可。


しかし、全体除去に弱い「アロマ」デッキで、この耐性付与は非常に有用です。






出典:遊戯王ニューロン

昔、「アロマ」デッキで「ライトロード」デッキと対戦した事が有るのですが、2枚目の『裁きの龍』を止め切れずに負けたトラウマがあるんですよね……。


このモンスターの登場で、「アロマ」デッキの盤面を崩されるリスクが大幅に下がりました!!


ありがた過ぎる……。






出典:遊戯王ニューロン

②は、2000のライフコストと引き換えに、表側の『潤いの風』、『渇きの風』、『恵みの風』の合計枚数分だけ場のカードを除外する効果。


対象を取らない除外と、除去効果としてはかなりの高性能。






出典:遊戯王ニューロン

既存の主要な除去手段が『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』や『渇きの風』の対象を取る破壊だったので、「アロマ」デッキの除去力は大幅に向上しましたね。


強力な除去効果ですが、[まで]ではなく[だけ]なので、枚数を調整出来ない点は注意が必要。






出典:遊戯王ニューロン

『潤いの風』、『渇きの風』、『恵みの風』の合計枚数分は確実に除外しないといけません。


相手の場のカードが少ない場合、またはサクリファイスエスケープ(フリーチェーンで自身のカードを場から離す行為)された場合は、自分のカードを巻き込むリスクがあります。




また、ライフ回復に特化した「アロマ」デッキとは言え2000のライフコストは低く無いので、ライフ管理はしっかり行いたいところ。


このモンスターの①の効果もそうですが、「アロマ」モンスターは相手よりライフを上回る状況でメリットを得られる効果が多いので、尚更です。




③は、ライフ回復の数値に応じた植物族の全体強化。


回復の数値に依存するものの、打点が不足しがちな「アロマ」デッキにはありがたい戦闘補助となりますね。


『アロマガーデニング』の回復を受けるだけで自身の全ての植物族モンスターの攻撃力が1000上昇するので、適用後の総攻撃力はかなりのもの。


相手ターン中の回復でも攻撃力を上昇でき、相手モンスターの攻撃も牽制出来ますね。


『アロマセラフィ-アンゼリカ』や『アロマリリス-ロザリーナ』なら非公開領域の手札から回復効果を発動でき、攻撃してきた相手モンスターに奇襲を仕掛けられます。




また、「アロマ」モンスターの持つ回復をトリガーとする効果には珍しく、強制ではなく任意効果。


暴発が無く、的確なタイミングで効果を使用出来るのは大変ありがたいですね~。


上述した『裁きの龍』の件も、各種「アロマ」モンスターの効果が任意だったら余裕で捌けていたので、この調整は本当に助かります……。


今後の「アロマ」モンスターは全て任意にして欲しい……。




総じて、「アロマ」デッキのウィークポイントを補っている、非常に優秀な融合モンスター。


破壊耐性、除去、戦闘補助と、「アロマ」デッキに欲しかった効果が見事に揃い踏みです。




弱点はレアリティかな~?(笑)


「アロマ」の最高打点ですし、『アロマリリス-ロザリーナ』よりこっちを光らせたかった……。


相変わらずですが、デッキエンジンより切札格やエース格を光らせて欲しいですね~。






アロマリリス-ローズマリー

出典:遊戯王OCGチャンネル




イラスト

出典:【公式】遊戯王OCG

「アロマ」モンスターで1番人気と思われる、『アロマージ-ローズマリー』の「アロマリリス」化したモンスター。






出典:【公式】遊戯王OCG

光属性だけに明るい印象の『アロマセラフィ-ローズマリー』も良かったですが、ダークなカラーリングの『アロマージ-ローズマリー』も可愛いですね~。






出典:【公式】遊戯王OCG

絶対領域も健在。


公式様はよく分かっていらっしゃる……。




性能

攻撃力ですが、同じ『アロマージ-ローズマリー』の派生モンスターである『アロマセラフィ-ローズマリー』ではなく、1つレベルの高い『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』と同一の2200。


単純にカードパワーを考慮した調整かも知れませんが、設定上はこのモンスターの方が上位種なのかな?




肝心の性能面ですが、リンク3なので少々重め。


しかし、このモンスターを展開するだけなら、「アロマ」モンスターのみでも『アロマリリス-ロザリーナ』1枚から可能ですね。

具体的な手順は「アロマ」カードのみでの展開ルート(6番まで。4番と5番も不要)の項で記載します。




このモンスターの有する効果は3つ。


①は、特殊召喚時に「アロマ」カード1枚をデッキから手札に加えられるシンプルなサーチ効果。


このサーチ効果の登場で「アロマ」魔法・罠カードも名称の恩恵を受けられる様になりました。


サーチ効果の強力さは言わずもがなでしょう。


今までサーチ手段の乏しかった『アロマガーデン』や『アロマガーデニング』、特に後者をサーチ可能なのは嬉しいです。


同名ターン1で単体ではアドバンテージを稼ぎづらいカードであり、採用枚数も絞りたかったですしね。






出典:遊戯王ニューロン

もちろん、強力な効果を持つ『アロマセラフィ-アンゼリカ』、『アロマリリス-ロザリーナ』、『アロマージ-ジャスミン』等の「アロマ」モンスターをサーチするのも良し。


活躍する事、間違い無しです。




②は、ライフ回復をトリガーとした手札の「アロマ」モンスターの特殊召喚効果。


こちらも『アロマリリス-マグノリア』と同じく、任意発動出来ますね。マジでありがてぇ……。




この特殊召喚効果ですが、自身のリンク先限定とは言え3体も特殊召喚出来ます。


手札からなので消費は荒く、最序盤では3体も特殊召喚出来る状況は少ないでしょう。


しかし、「アロマ」デッキを使用した事のある方は分かると思うのですが、盤面形成後の「アロマ」は毎ターン凄まじいハンドアドバンテージが稼げます。


一例として、『アロマセラフィ-ジャスミン』、『アロマージ-ジャスミン』、『潤いの風』が1枚ずつ場に存在する場合、1ターンに3枚手札を増強可能。


これらのサーチやドロー効果は、コストや回復のトリガーさえ引ければ相手ターンでも発動可能であり、往復1ターンでは6枚の手札増強。


トリガーを引くための回復で1〜2枚損失しても、数ターンで溢れる程に手札が増えちゃいます。


これらの効果で手札に持て余した「アロマ」モンスター達を無駄なく展開出来るので、テキストから受ける印象より強力ですね。




③は、自身のリンク先のモンスター1体をアロマリリスだけに……リリースし、場のカード1枚を除外して1000ライフを回復する効果。


除去効果は対象を取りますが、破壊を介さない除外なので充分に強力。


やはり、「アロマ」デッキに足りなかった除去を補えており、優秀な効果です。


1000という低く無い回復も、オマケとしては悪く無いですね。


自身の②の効果のトリガーも引け、大量展開にも繋がります。


無論、他の「アロマ」モンスターや『渇きの風』の効果のトリガーを引いても良いでしょう。




リンクマーカーが全て下向きなので、②と③は事実上エクストラモンスターゾーンでしか使用出来ません。


なので、エクストラモンスターゾーンにリンク召喚する事で真価を発揮するモンスターと言えます。




しかし、①のサーチは特殊召喚ならば何でも構わないので、蘇生して使い回すのも有効。


『恵みの風』等で何度も蘇生したいところです。




レアリティ

地味に「アロマ」初のウルトラレアですね。


公式も「アロマ」の人気にようやく気が付いたんですかね?




アロマブレンド

出典:遊戯王OCGチャンネル




イラスト

出典:【公式】遊戯王OCG

『アロマージ-マジョラム』がアロマオイルを調合しているのを、『アロマリリス-ロザリーナ』が補佐している場面でしょうか?


2人共表情が生き生きしていて、なんだか微笑ましいです……。




性能

全ての「アロマ」使いの脳内オリカ。


マジで、そのレベルの新規です。






出典:遊戯王ニューロン

かつての『天気予報』を彷彿とさせます。


しかも、墓地効果まで付いてますしね……。


それぞれ詳しく見ていきます。




まず①の効果ですが、手札1枚をコストにデッキから『潤いの風』、『渇きの風』、『恵みの風』の内1枚を魔法 & 罠ゾーンに表側表示で置くというもの。


この、永続罠を表側表示で置くというのがミソ。



こう言う効果のカード、「アロマ」使いの方なら1度は妄想した事があるのでは?


この効果で置いた永続罠、本来はセットしてターンをまたがないといけない遅さをカバー出来ていますね。






出典:遊戯王ニューロン

しかも、サーチに対する強烈なカウンターである『灰流うらら』に妨害されるリスクもありません。


手札コストこそ掛かりますが、後述の墓地効果で緩和も可能。


そもそもですが、アドバンテージを稼ぎ易いこれらの永続罠の効果を、即座に使用出来るメリットの方が遥かに大きいです。




そして何より需要なのは、サーチ効果を持つ『潤いの風』を経由する事で、実質的な初動として機能する点。


『潤いの風』のライフコストは痛いですが、『アロマリリス-ロザリーナ』のアクセス手段が増えるのは大変有り難いです……。




②は、墓地の自身をコストとして除外し、手札と場のモンスターを素材として植物族融合モンスターを融合召喚する効果。


更に、自分のライフが相手のライフを上回っていると言う条件付きで、墓地のモンスターも素材として除外出来ます。


「アロマ」デッキなら比較的容易に満たせる条件で、墓地リソースのみを消費して融合召喚を行えるのは非常に強力です。


リンク召喚やシンクロ召喚を比較的多用する「アロマ」デッキだと、墓地も肥え易いですしね。




ただし、「アロマ」デッキとの相性を考慮すると、融合召喚先は『アロマリリス-マグノリア』にほぼ限定されます。


まあ、その『アロマリリス-マグノリア』が非常に優秀な融合モンスターなので、気になる場面は少ないでしょうが……。




また、「アロマ」デッキでは再利用の難しい除外による融合なので、使用する際は各種リソースの管理を徹底したいですね。




アロマヒーリング

出典:遊戯王OCGチャンネル




イラスト

出典:【公式】遊戯王OCG

『アロマリリス-ローズマリー』と『アロマリリス-マグノリア』が杖から波動の様なものを放っていますね。


効果やカード名から、癒やしの効果が有るのでしょう。


私は2人を見ているだけで癒やされそうです。何を言っているんだ、コイツ……?




性能

融合モンスターに続き、初の「アロマ」罠カード。


通常罠カードであり、有する効果は2つです。




①は、自身の場の「アロマ」モンスターの種類の数に応じたライフ回復効果。


カードアドバンテージは一切稼げないものの、倍率が1種につき1000と高く、状況次第では莫大なライフアドバンテージを得られますね。


盤面を別名の「アロマ」モンスターで埋め尽くした場合は、6000ものライフ回復が可能。


現在の環境でも、これだけのライフを得た後に1ターンで削り切られる事は非常にまれでしょう。


生存率を大きく上げられますね。


盤面を埋める手間こそ必要ですが、「アロマ」デッキお得意のサーチやドローに『アロマリリス-ローズマリー』の大量展開を絡めれば、充分可能な範疇です。




また、フリーチェーンのライフ回復と、各種「アロマ」モンスター達の効果のトリガーとしても有用。


ただ、その場合は手札から発動出来る『アロマセラフィ-アンゼリカ』や『アロマリリス-ロザリーナ』の方が奇襲性が高く、より適しています。




やはり、このカードは回復量の高さを活かしたいところ。


特に、『アロマリリス-マグノリア』が場に存在する時に発動した場合、凄まじい全体強化を行えますね。


「アロマ」デッキの殺意が凄い事に……。




②の効果は、自身をコストとして除外し、墓地の「アロマ」モンスター1体を蘇生するというもの。


蘇生後には500のライフ回復も行え、数値こそ低いですが、蘇生した「アロマ」モンスターの効果を即座に発動出来ます。


①で稼げないカードアドバンテージを、この②の効果で補えていますね。


公開領域とは言えフリーチェーンで発動でき、蘇生対象が『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』なら除去による妨害も可能。




また、この墓地効果の存在から、『アロマブレンド』のコストにも向いていますね。




ただし、蘇生したモンスターが場から離れた場合は除外されてしまうので、完全に使い切りと思っておいた方が良いでしょう。


『アロマリリス-ローズマリー』のサーチ効果を使い回す目的には向きませんね。




後、①と②は1ターンにどちらかしか使えません。


惜しい点では有りますが、罠カードなので相手ターンでも使用でき、そこまで大きなデメリットには感じ無さそうですね。




「アロマ」カードのみでの展開ルート

今回の新規カードを使用した場合、「アロマ」カードだけで以下の展開が可能です。


仮に、手札が『アロマリリス-ロザリーナ』と『アロマブレンド』、お互いが初期ライフ(LP8000)の場合、


1,『アロマリリス-ロザリーナ』を召喚し、効果で『アロマージ-ローリエ』をリクルート

2,『アロマリリス-ロザリーナ』と『アロマージ-ローリエ』で『アロマセラフィ-ジャスミン』をリンク召喚

3,『アロマージ-ローリエ』の効果でライフを回復(8500)し、その回復をトリガーに『アロマセラフィ-ジャスミン』の効果で2体目の『アロマージ-ローリエ』をサーチ

4,『アロマージ-ローリエ』を自身の効果で『アロマセラフィ-ジャスミン』のリンク先に特殊召喚

5,『アロマセラフィ-ジャスミン』の効果で『アロマージ-ローリエ』をリリースし、『アロマージ-マジョラム』をリクルート

6,『アロマージ-マジョラム』と『アロマセラフィ-ジャスミン』をリンク素材にして『アロマリリス-ローズマリー』をリンク召喚

7,『アロマリリス-ローズマリー』の効果で『アロマヒーリング』をサーチ

8,『アロマヒーリング』をコストに『アロマブレンド』を発動して『潤いの風』を表側表示で置く

9,『潤いの風』でライフコストを払い(LP7500)、『アロマセラフィ-アンゼリカ』をサーチ

10,『潤いの風』でライフを回復(LP8000)

11,『アロマセラフィ-アンゼリカ』の効果で自身を墓地に送り、墓地の『アロマージ-マジョラム』の攻撃力分回復(LP10000)

12,『アロマセラフィ-アンゼリカ』を自身の効果で蘇生

13,墓地の『アロマヒーリング』の効果で『アロマージ-マジョラム』を蘇生し、ライフを回復(LP10500)

14,『アロマセラフィ-アンゼリカ』と『アロマージ-マジョラム』で『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』をシンクロ召喚

15,『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』の効果で『恵みの風』をサーチしてセット

16,墓地の『アロマブレンド』の効果で墓地の「アロマ」モンスター2体を除外し、『アロマリリス-マグノリア』を融合召喚



上記の流れで、最終盤面は『アロマリリス-ローズマリー』 + 『アロマリリス-マグノリア』 + 『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』 + 『潤いの風』 + 『恵みの風』。


初手の『アロマブレンド』は『アロマヒーリング』でも良く、7番での『アロマリリス-ローズマリー』のサーチ先が変わるだけですね。




11番の『アロマセラフィ-アンゼリカ』か13番の『アロマヒーリング』の回復で『アロマリリス-ローズマリー』の②の効果のトリガーを引けば、手札の「アロマ」モンスターを3体まで展開する事も可能。


その際は、『アロマリリス-ローズマリー』のリンク先を空けておく事も忘れずに。




この一連の流れで2500もの回復を行えており、ライフ差もつけられています。


これにより『アロマセラフィ-スイート・マジョラム』と『アロマリリス-マグノリア』の永続効果が適用され、自身の場の植物族モンスターは対象耐性と効果破壊耐性を得ているので、非常に盤面を崩されにくいです。




また、ターンを回したと同時に『潤いの風』で『アロマセラフィ-アンゼリカ』や『アロマリリス-ロザリーナ』をサーチでき、相手ターン中でもフリーチェーンの回復から各種「アロマ」モンスター達の効果のトリガーも容易に引けますね。


アドバンテージ面では蘇生を優先したいですが、『恵みの風』でも回復のトリガーは引けます。


「アロマ」カードだけでここまでの展開力になるとは、本当に見違えました……。






出典:遊戯王ニューロン

一応、3番の時点で自身のライフが相手のライフ以下の場合、4番の『アロマージ-ローリエ』の特殊召喚が行えず、コンボが止まる点は注意が必要です。




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総評

「アロマ」使いが求めていたものが、これでもかと追加されましたね!!


ようやく、『アロマリリス-ロザリーナ』と言う安定した初動も登場。


しかも、『アロマブレンド』、『アロマヒーリング』が共に墓地効果まで付いているとは、本当に贅沢な新規を貰えました……。






出典:遊戯王ニューロン

1枚でも良いから革命を起こしてくれるカード、「天気」における『天気予報』や「マドルチェ」における『マドルチェ・プティンセスール』、「ヴォルカニック」における『ブレイズ・キャノン・マガジン』が貰えないかと期待していたのですが、まさか5枚も良質な新規カードを貰えるなんて……。


しかも、イラストアドも高過ぎる……。




ただ、依然として単体で機能するカードが少なく、手札事故が怖いのは相変わらず。


それでも、テーマとしてかなり出来る事が増えましたし、安定感も今までとは比べ物にならないレベルに高まりました。


一度の強化でここまでフォローされたのなら文句は言えません。




性能以外だと、『アロマリリス-マグノリア』のレアリティ位でしたね、気になるのは。


次の追加はしばらく先でしょうが、今後の「アロマ」関連の追加も楽しみだ……。




最後に

出典:遊戯王ニューロン

同じライフ回復を行う植物族テーマに「サンアバロン」と言うものが存在するのですが、いつ強化を貰えるんだろう……?






出典:遊戯王ニューロン

切札と言える『聖天樹の大母神』とか、いまだにサーチ先となる「サンアバロン」魔法・罠カードが『聖天樹の開花』の1種しかない体たらくなんですが……?






出典:【公式】遊戯王OCG

アニメVRAINSに登場したスペクターと言うキャラの使用テーマなのですが、マジでOCG史上ツートップ位のレベルで大好きなんですよね~。






出典:ジャンプチャンネル

ちなみに、もう片方は羽蛾の使用した昆虫族。






出典:遊戯王アニメオリジナルカードwiki

「サンアバロン」、未OCGの『聖天樹の呪精』や『聖天樹の輝常緑』、『聖花葬』を微調整してOCG化してくれるだけでも、普通にめちゃくちゃ面白い動きが出来そうなんですが……。






出典:遊戯王アニメオリジナルカードwiki

『聖花葬』のイラストとかめちゃくちゃ好きなのもあって、本当にOCG化して欲しいです。


「アロマ」とも相性の良いテーマですし、近々追加貰えたら嬉しいですね。






出典:遊戯王ニューロン

まあ、「サンアバロン」出張セット(『聖種の地霊』、『聖種の天双芽』、『聖蔓の播種』、『予想GUY』、『聖天樹の幼精』、『聖蔓の癒し手』)は、「アロマ」デッキで酷使され大活躍するのでしょうが……。

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