【遊戯王ラッシュデュエル】「VSパック マキシマム・フォース」に収録される海竜族が新たに2種判明したので考察。『軟体竜オウムガイラス』と『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』

おはようございます。


DIPTERAです。





当記事では「VSパック マキシマム・フォース」に収録される海竜族が新たに判明したので考察していきます。



今回判明したのは、戦術の幅を広げてくれるであろう汎用海竜族の『軟体竜オウムガイラス』と、新たな「アビス」モンスターである『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』の2種




「VSパック マキシマム・フォース」の「アビス」関連カードについては以下の記事をご参考下さい。

関連記事↓






では、早速考察していきます。








スポンサーリンク

軟体竜オウムガイラス

出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル




イラスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オウムガイの軟体部がドラゴン化したイラスト。



海竜族ならぬ貝竜族ですね。何を言ってるんだ、コイツ……?





貝類とドラゴンって接点が薄そうに感じますが、地味に伝承上の生物に散見されたりします。







出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本でも法螺貝ほらがいが龍に変じた「出世螺しゅっせぼら」なんて伝承が残っていますね。









フランスの伝承に登場するカタツムリ(陸生貝類)型の竜「ル・カルコル」なんかはポケモンの元ネタになっているので、知っている方も多いのでは?












カイリュー族なのにヌメルゴン。本当に何を言ってるんだ、コイツ……?







性能

言わばカード名ではなく守備力を参照とする『シードラゴン・ナイト』。




ステータスも『シードラゴン・ナイト』と同一で、ATK1300はそれなりにアタッカーもこなせますね。









ただし、壁となるモンスターを破壊できるアドバンテージの大きさからか、墓地コストは1枚分重くなっています。



また、相手の墓地モンスターの同一守備力を参照にする関係上、『シードラゴン・ナイト』以上に相手のデッキに破壊効果が依存しますね。





まあ、魔法・罠もピン挿しとか結構あったりするので、破壊できる期待値は似たりよったりな気もしますが……。寧ろ『シードラゴン・ナイト』のせいでピン挿し増えた。







後、守備力がある程度統一されたデッキの壁モンスターには強く刺さりますね。





「猫」や「ジャージ」の壁モンスターはほぼほぼ破壊出来そうです。

関連記事↓











また、汎用性の高いカードはそこまで多くないですが、能動的に裏側守備表示にしても良いですね。






それなら表側で特殊召喚される「エクスキューティー」にも刺さります。

関連記事↓







むしろ「エクスキューティー」が相手モンスターを裏返せる専用サポート『エクスキューティー・キャッチ!』を有しており、採用を検討できますね。また「エクスキューティー」強くなった……?

関連記事↓







どちらにせよ相手のデッキ構築に依存しますが、確認できるだけでも攻め込み易くなるので、コストに見合うかどうかは別にして無駄にはなりにくいでしょう。






セットされた壁モンスターがDEF1500の下級モンスターかどうか判別できるだけでも攻め込み易くなったりしますし。







また、そのDEF1500DEF0なんかも最上級モンスターに多いので、これらのステータスは意外と破壊できる機会が多いかもしれません。








「アビス」との相性

一応、「アビス」マキシマムモンスターには墓地レスを維持するメリットが存在するので、墓地コストを有するこのモンスターとの相性は一見良さそうです。





出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル

ただ、『気昇のウェザエール』にも言えますが、墓地のモンスターを減らすのって現在判明分だけで判断するとデメリットの方が大きいんですよね……。







出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル

判断材料がまだ少ないのでなんとも言えませんが、『深淵竜神アビス・ポセイドラ』が大量に墓地を消費しますから……。







そもそも、モンスター効果で墓地を減らしても、マキシマム召喚した時点でそのモンスターが自動的に墓地に送られるという根本的な問題が残ります。



このモンスターで墓地レスにしても、自身が墓地に送られちゃうなら墓地レス維持できないので余り意味が無いですね。





シビアな墓地調整を求められる「アビス」デッキ、特に『深淵竜神アビス・ポセイドラ』を軸にする場合には使用感は良く無さそうです。











出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル

逆に、墓地調整にそこまでシビアにならなくて良い『深淵海竜アビス・クラーケン』を軸にする場合はコンスタントな墓地減らしとして活躍できるかも?








アビスレイヤー・ヴォジャノーイ

出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル





カード名

何気に初となる非マキシマムモンスターの海竜族「アビス」。



後述しますが、かなり「アビス」デッキとのシナジーを意識されている性能です。





出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カード名の「ヴォジャノーイ」は東欧に伝わる水の精。



魚の支配者でもあります。




実際、魚人っぽい姿してますよね。










出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こんなナリ失礼ですが、ルサルカという嫁さんがいるそうです……。羨ましい……。




「レイヤー」と言えばグラフィックソフトウェアの機能コスプレイヤーの略称といったイメージの方が多いでしょうが、ここでは「階層」の意味でしょう。




意訳ですが、カード名は「深海層の魚の支配者」になりますかね?


ちなみに、実際の深海層(深海帯)は英語でabyssopelagicです。



一応、「アビス(abyss)」は含まれていますね。






性能

「アビス」名称を持っているだけあって、しっかり闇属性。





出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル

『深海竜バットイール』と異なり守備力が0でないため『悪夢再び』に対応していないのは残念。





ただ、未判明次第ではそもそも『悪夢再び』が採用圏外の可能性もあるので、判断は見送りですね。






効果は手札の光属性 or 闇属性の海竜族1体をデッキボトムに送ることで1枚ドローする効果。


しかも、墓地レス条件を満たしているなら追加ドローのオマケ付きです。






「アビス」マキシマムモンスターは全て闇属性・海竜族であり、「アビス」デッキではコストに困る場面は少ないでしょう。



デッキ内のレベル10モンスターの比率が高くなるであろう「アビス」デッキを救済する、強力な手札交換効果ですね。





墓地レスで手札を増強できるのもグッド。


初手なら高確率で手札を増強できます。





ただし、場に他のモンスターが存在すると効果を発動できません


恐らくは複数枚の『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』での大量ドローを防ぐためでしょうが、そんな状況少ないでしょうし、ちょっと条件重過ぎる気がしますね……。


墓地レス条件まで満たすとなると余計に条件厳しいですし……。


元々、「アビス」デッキが最上級マキシマムモンスターだらけの重いデッキなので、場が光属性 or 闇属性の海竜族のみとか、もう少し条件に手心を加えて欲しかったです……。




現状では「アビス」マキシマムモンスターのフル投入は不可能でしょうね。


まあ、余程強力なデッキ回転手段が来なければ、レベル10モンスター18枚のデッキとか回る気がしませんが……。






後、このモンスターの登場で光属性・闇属性以外の海竜族モンスターを採用する余地はほぼ無くなりました。



ただ、ランダムサーチ効果を持つ『気昇のウェザエール』は光属性なのでしっかりコストにできて良いですね。




しかし、『気昇のウェザエール』のコストで墓地レスにできてもバウンス手段が無ければ『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』の発動条件を満たせません。



そういった意味ではやはり噛み合わない部分も残りますね……。








ところで、「アビス」デッキが光属性・闇属性主軸となると、『軟体竜オウムガイラス』は汎用枠の新規カードなのでしょうか?





攻撃力も高めであり、コストで墓地のモンスターを再利用できるので、海竜族のレジェンドカードである『海竜-ダイダロス』を主軸にしたデッキに採用しても良いかも?









スポンサーリンク

総評

『軟体竜オウムガイラス』はコストの種族などに指定もないので、汎用性の高い結構優秀なモンスターでは無いでしょうか?



また、これからは『軟体竜オウムガイラス』を採用しないデッキでも、可能な限り採用するモンスターの守備力をバラけさせる構築は意識した方が良いかもしれません。カードプール的には厳しい種族・テーマだらけだけど……。





対の『シードラゴン・ナイト』の様に環境に一石を投じるという程の性能では無いと思いますが、プレイング面やデッキ構築面で頭の片隅には置いておく必要のあるモンスターですね。









『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』は『深海竜バットイール』に続く待望の手札交換効果でした。



墓地レス条件を満たせばアドバンテージまで得られるのは優秀。





しかし、どうも発動条件が引っ掛かりますね~。


まだまだ未判明が多いと思いますので続報に期待ではありますが、「アビス」デッキ、ちゃんと回るのかな~?


期待不安の未来……。






未判明次第では「アビス」デッキであっても手札交換をこのモンスターに依存しない構築は考えた方が良いかも?



それなら光属性・闇属性にこだわる必要も無いので、構築の自由度上がりそうですしね。






後、せっかく対っぽいモンスター登場しましたし、『シードラゴン・ナイト』も再録して欲しいですね。




デザインも良いですし、何より抜群の汎用性を持っているので複数枚確保しておきたいです。









最後に

『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』が魚人っぽい姿をしているので、「海皇」と関係あったりする?







仮にも「深海層の支配者」といった名称ですし、「アビス」マキシマムモンスターが「海皇」や「水精鱗」と何か関連がありそうなので、余計に疑ってしまいます。






そもそもですが、地味にOCGとラッシュって連動している気がするので、マジでOCGでも「海皇」と「水精鱗」の新規来ませんかね~?








「海皇」は「ストラクチャーデッキ-海皇の咆哮-」のストラクチャーデッキRが登場してもおかしくないですし?






「水精鱗」はレギュラーパックに期待するしか無いですが、海竜族「水精鱗」の専用サーチと「アビス」装備魔法の容易なサルベージ手段来るだけで楽しくなりそうですし?









なんか、ラッシュやっているとOCGの方まで盛り上がっちゃいますね~。

コメント