おはようございます。
DIPTERAです。
当記事では2023/1/2に判明した騎甲虫の新規融合モンスターである「騎甲虫クルーエル・サターン」を考察。
今月発売のサイバーストーム・アクセスに収録されます。
新年早々、昆虫族の新規モンスターが発表されるのは幸先がいいですね〜。
モチーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サタンオオカブトですね。
ネプチューンオオカブトの近縁種(同一種説もあり)であり、そのネプチューンオオカブトに関しては既にモチーフのモンスターが複数いますね。
闇属性なのは恐らくサタンオオカブトの「サタン」が悪魔由来であるが故でしょう。
生息地は南米のボリビア。
古参デュエリストなら地縛神の固有名でお馴染みのケチュア語が公用語の国です。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボリビア関連だとウユニ塩湖もアニメの演出などで多用されていて有名ですかね?
テキスト
騎甲虫クルーエル・サターン
闇属性/昆虫族/融合/効果/☆5/ATK2400/DEF2000
「ビートルーパー」モンスター + 昆虫族モンスター
このカード名の①③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ビートルーパー」カード1枚を手札に加える。
②このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
③昆虫族モンスターが表側表示で除外された場合、除外されている自分の「ビートルーパー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
性能
騎甲虫と適当な昆虫族モンスターを素材に出せる融合モンスター。
騎甲虫は昆虫族デッキならかなり汎用的に機能するモンスターたちであり、昆虫族をメインにしたデッキであれば融合召喚はかなり容易と言えます。
何気に初の簡易融合に対応する昆虫族でもありますね。
何より最も大きいのが使い回せるのに出し易い融合先に恵まれなかった騎甲虫隊上陸態勢の有用な融合先となることでしょう。そもそも昆虫族の融合モンスターが3種しかいなかった不遇っぷり……。
ステータスも上級モンスターとしては及第点であり、戦闘面もそれなりにこなせそうですね。
①は自身が特殊召喚された場合に発動するサーチ効果。
特殊召喚時にカテゴリのカードをサーチできる簡易融合対応の融合モンスターと、性能的には昆虫族版キトカロスといった印象。
サーチ先も魔法・罠に限らないので、サーチ効果だけ見ればスティンギー・ランスの完全上位互換の性能と頼りになります。
特殊召喚時にスカウト・バギーやスティンギー・ランス、騎甲虫隊降下作戦をサーチできるので簡易融合と合わせて昆虫族専用の展開要員として強力に作用しますね。
素材も上述の通り非常に緩く、全ての騎甲虫使い、ひいては全ての昆虫族使いにとって待望の新規と言えましょう。
②は昆虫族しか特殊召喚できないという一部の騎甲虫が持つシンプルなデメリット効果。
騎甲虫メインのデッキだと特に気にならないでしょうが、昆虫族デッキに派遣する場合は他種族の汎用モンスターを特殊召喚できなくなりますね。
例として昆虫族蟲惑魔のサーチ&展開ギミックを採用しているなら注意が必要。
このモンスターが場に存在するとシトリスなどが出せなくなります。
③は昆虫族が除外された場合の帰還効果。
帰還できるのは騎甲虫のみですが、この手の効果には珍しく同名カードも帰還可能ですね。
前述の通り特殊召喚時のサーチ効果を有しており、同名カードが既に除外されているなら積極的に特殊召喚したいところ。
ただしサーチ効果には同名ターン1が付いているので既にサーチ効果を使用したターンなら他の騎甲虫を帰還させた方が良い場面も多いでしょう。
騎甲虫隊上陸態勢は融合召喚に使用できるだけではなくサルベージ効果のコストが帰還効果のトリガーになり、こちらの効果とも相性が良好です。
ただし騎甲虫隊上陸態勢が墓地に送られたターンにサルベージ効果は使用できないので、即効性は低い点には注意が必要。
他には自身の効果でアサルト・ローラーをサーチし、そのアサルト・ローラーの特殊召喚時のコストをトリガーにしても良いでしょう。
無論、墓地の昆虫族を除外する効果は多いのでそれらと併用するのも有効。
アームド・ホーンやベアグラムが昆虫族デッキだと汎用性高そうです。
後、地味に相手が昆虫族を除外してもトリガーとなります。
積極的に場に残す様なモンスターでもありませんが、ミラー戦だと発動機会が多くなりそうです。
かなり限定的ですが他の騎甲虫に実質的な除外耐性を与えているとも言えますかね?このモンスターが先に狙い撃ちされるでしょうが……。
レアリティ
字レアですね。
入手には困らなさそうです。
切札かつ昆虫族最強ステータスのアブソリュート・ヘラクレスが字レアは残念でしたが、このモンスターは完全に繋ぎでエースって性能でも無いですし、私としては光らなくても気になりません。
アブソリュート・ヘラクレスはアームド・ホーンとレアリティ交換して欲しい……。
総評
騎甲虫隊上陸態勢との相性の良さが特に光りますね。
融合召喚先が重いモンスターのみであった弱点を解消し、サルベージ効果のコストがクルーエル・サターンの帰還効果のトリガーとなるので大きなアドバンテージとなり得ます。
しかもクルーエル・サターンでサーチも可能と、あらゆる面で親和性が高いです。
また、墓地コストの競合が激しい騎甲虫ではいまいち扱いづらかったアサルト・ローラーも、クルーエル・サターンのサーチ対応から帰還効果のトリガーとなる自己特殊召喚効果持ちと大量展開の起爆剤となれる性能に早変わりしました。
騎甲虫デッキでの利便性が大幅に向上したと言えるでしょう。
加えて今まで昆虫族と無縁だった簡易融合が展開の起点として使用できる様になったのも朗報。
本当に戦術の幅が広がりましたね~。
最後に
キトカロスが一発禁止食らった後に類似効果とか不安しかない……。
いや、完全に昆虫族専用ですし今の昆虫族の性能で規制食らうレベルでないのはわかっているんですけどね!?
それでも昆虫族の強化が来る度に多少は規制に怯える気がしますし、気持ちの面でね?
ただ、最近は連続して強化を受けているとはいえ昆虫族が今後も継続して強化される保証もそもそもない訳ですが……。
強化待ちの昆虫族テーマも多いですし、万が一規制食らってでも継続して昆虫族の強化が来て欲しいのが本音ですかね~。
まあ、とりあえず擬態する人喰い虫しか昆虫族が追加されなかった2021年の悲劇は回避できそうで安堵しました……。
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